動物用の内視鏡検査を行っています
内視鏡検査というと、人間ドックなどで使う胃カメラのイメージが強いと思われますが、動物病院で行う内視鏡検査は異物を飲み込んだ場合などに行います。異物を飲み込んでしまった場合に鉗子(ピンセットのような器具)を取り付けた内視鏡を使うことで、手術でお腹を切らなくても異物を体の外に引っ張り出すことができます。
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- 大きな魚の骨が食道にひっかかった
- ボタン電池を食べてしまった
- 焼き鳥を串ごと食べてしまった
- ジャーキーを丸呑みして喉に詰まってしまった
人間の内視鏡検査との違い
人間の場合は、内視鏡を飲む際に吐きそうになる反射を抑えるために、喉に局所麻酔をかけてから検査します。しかしペットの場合は人間のように我慢することが難しいため、局所麻酔ではなく全身麻酔が必要です。検査後は麻酔から覚めるまで時間がかかり、場合によっては半日入院というケースもあります。
当院の内視鏡検査
かも動物病院が内視鏡検査・手術に使っている内視鏡システムをご紹介します。
VES3 動物用内視鏡システム
観察・診断・処置の精度をワンランクアップさせる、高画質の内視鏡システムです。高画質の画像を見ながら具体的な説明を行うことができます。また、開腹せずに異物の回収を行えます(※動物や異物の種類により、回収できない場合もございます)。
AVS細径内視鏡システム TESALA〈テサラ〉
細さとコンパクト化を追求した動物細径内視鏡システムです。これまで見えなかった研究部位、処置部位の可視化を実現しました。
豊富なプローブラインナップ
0.5~2.7mmの14種類のプローブラインナップ。硬性、軟性あわせて14種類の豊富なラインナップの中から、最適なサイズを選択できます。
小型・軽量
カメラユニットの大きさは横幅169mm、奥行247mm。小さいので動物への痛みも最小限に抑えられます。
高画質
高性能CCDとLED光源採用により、細径内視鏡でありながら高画質を実現。画像を見ながら具体的な説明を行えます。