動物にも人工透析が必要です
人間と同様に動物も高齢になるにつれ、腎臓のはたらきが低下していきます。腎機能が急性に低下してしまった場合には、血液透析が有効な治療法です。腎不全の診断を受け、静脈点滴療法を行ってもなかなか症状の改善がみられないときには、一度血液透析を検討してみてください。
腎臓には「尿素などの老廃物の除去」「電解質の調整」「水分調整」「造血ホルモンの分泌」「血圧調整」など、体内の解毒や調整の役割があり、人を含めた動物はこの腎臓なしには生きていくことはできません。しかし、実際に人工透析を行える動物病院の数は少ないのが現状です。当院は人工透析の処置を行えるよう設備を整えていますのでご安心ください。 ※透析は腎臓を治すものではなく、腎臓が回復してくるまでの時間を稼ぐことにより、致死的な状態を回避するものです。すべての腎不全に適応というものではありません。
当院の人工透析
小動物血液透析装置「NCU-A」料金表はコチラ
従来の血液透析装置ではできなかった除水コントロールを始め、効率の良い透析を行うためのシングルパス方式を採用。あわせて気泡検知器や回路クランプを装備し、より安全に血液透析の治療を行えるようになりました。
また、透析液の濃度調整機能・週間自動洗浄モード機能など、人医療分野で活用されている便利な機能も搭載。小型の動物から大型の動物まで、幅広く適用できます。